“患者さんへ有効な治療薬を届けるために”
2013年に開始したLC-SCRUM-Asia(旧:LC-SCRUM-Japan)は、肺がんの患者さんに有効な治療薬を届けることを目的として、がんの遺伝子変化を調べる産学連携プロジェクトです。がんの原因となる遺伝子変化を明らかにすることで、有効性の高い治療法を提供できる可能性が期待されています。本プロジェクトは、当センターの呼吸器内科が中心となり、国内外の多くの病院、研究者の協力を得ながらこれまで進行してきました。全国の医療機関、製薬企業、検査会社など関係する皆様の「肺がんの患者さんへ有効な治療を届けたい」という熱意、優しい思いが結集したプロジェクトだと思います。
LC-SCRUM-Asiaには、現在全国の200以上の病院が参加していますので、本ページをご覧になった患者さんは、研究に参加可能かどうか、お近くの病院を選んで相談してほしいと思います。また、LC-SCRUM-Asiaに参加するかどうかにかかわらず、担当医へ遺伝子検査の必要性について相談し、一人でも多くの患者さんが有効な治療を受けられることを願っています。