MONSTAR-SCREEN-3とは
- 固形がんおよび血液がんを対象に、時空間分子プロファイルの解明などを目的とした、Precision Oncologyを推進する産学連携プロジェクト
- がん組織のWGS/WTS解析、血液のマルチオミクス解析(WGS/WTS/Proteomics)およびMRD評価、生殖細胞系列プロファイリング解析の実施
- 血液がんの参画、空間トランスクリプトーム解析の導入、Digital Pathologyおよび放射線診断画像の画像プロファイリング解析を導入
プロジェクトの概要
MONSTAR-SCREEN-3(モンスター・スクリーン・スリー)は、固形がんおよび血液がん患者さんを対象とした産学連携プロジェクトです。
患者さんのがん組織だけでなく、血液を用いた遺伝子解析技術(リキッドバイオプシー)を用い、がんのDNA・RNA・タンパク質の異常を網羅的に解析することで、患者さん一人ひとりにとって最適な治療法の選択および新たな治療法の確立を目指しています。
また、特定の遺伝子変化等が見つかった患者さんでは、新薬の臨床試験に参加できる可能性があります。
参加可能な患者さんは、消化器がん、皮膚がん、乳がん、婦人科がん、頭頸部がん、泌尿器がん、血液がんなどの患者さんで、下記に該当する方です。
- これから手術や薬物療法を行う予定のある方
- 全身状態が良好な方
- がん組織および血液中のDNA・RNA・タンパク質異常のプロファイリングに応じた薬物療法を受けることを前向きに考えておられる方
合計3200例の患者さんを登録し、DNA・RNA・タンパク質などの網羅的解析を実施する予定です。
本プロジェクトには、国内の主要ながん専門病院および大学病院の合計施設の医療機関が参加しています(参加施設一覧はこちら )。プロジェクトに参加するためには、いずれかの施設を受診し、参加条件を満たす必要があります(患者さん向けの参加方法はこちら)。 診察料、検体を採取するための費用など、通常の診療で必要となる費用は患者さんの負担になりますが、DNA・RNA・タンパク質などの網羅的解析に係る費用はかかりません。
MONSTAR-SCREEN-3研究参加団体(五十音順)
- iTMS株式会社
- GxD株式会社
- Caris Life Sciences Inc.
- Myriad Genetics Inc.
- ミヤリサン製薬株式会社
- SCRUM-Japan全体に参加している企業はこちら