コンテンツにジャンプ
国立がん研究センター 東病院
文字サイズ
小さい
標準
大きい
背景色
標準
ハイコントラスト
ローコントラスト
国立がん研究センター 東病院
国立がん研究センター 東病院
表示色
小さい
標準
大きい
文字サイズ
標準
ハイコントラスト
ローコントラスト

患者さん向け参加方法(LC-SCRUM-Asia)

LC-SCRUM-Asiaについて(肺がん)

患者さんの数が少ない病気は薬の開発が難しく、新しい治療薬が承認されにくい環境にあります。特に、近年見つかっている希少な遺伝子変化をもつ肺がんは、肺がん全体の1%から2%の頻度である場合が多く、これまでの臨床試験の方法では治療薬の開発は困難でした。
そこで、LC-SCRUM-Asiaでは、アジアの医療機関が一体となって遺伝子スクリーニング(遺伝子の検査をして、目的の遺伝子変化を見つける事)を行うことで希少頻度の肺がんの患者さんを見つけ出し、新しい薬の開発につなげます。希少頻度の肺がんの患者さんに有効な治療薬をいち早く届けること、さらに日本の臨床試験を活性化し、国際競争力を高めること、その結果として個別化治療を推進していくことがLC-SCRUM-Asiaの目標です。

遺伝子解析を受けるための条件

注:以下のすべてを満たす事が最低限の条件となります

  • 病理学的に肺がんの診断がついていて、病期がII期以上または術後再発
  • 肺がんに対する薬物治療が未施行、または薬物治療歴が2レジメン以内
  • Eastern Cooperative Oncology Group performance status (PS)が0-1(小細胞肺癌の患者さんはPSが0-2)
  • 登録前2週間以内の検査で以下の規準を満たしている
    • 好中球数:≧1500/mm3
    • ヘモグロビン:≧8.0 g/dL
    • 血小板数:≧7.5×104/mm3
    • AST,ALT:≦正常上限値×2.5(肝転移を有する患者では×5)
    • 総ビリルビン:≦正常上限値×1.5
    • 重篤な併存疾患を有しない(例:間質性肺炎、コントロール不良な糖尿病・心疾患・感染症等)

上記以外の医学的な判断により参加が出来ない場合もありますので、ご了承ください。登録可能かどうかは各担当医へ相談してください。

費用

LC-SCRUM-Asiaで遺伝子解析を行う場合、その費用は一切必要ありません。
ただし、診察料や検体を採取するための検査費用など、通常の診療に必要となる費用は全て患者さんのご負担となります。

受診の手順

LC-SCRUM-Asiaの参加施設一覧で施設名横の「登録受付」に○印がついている病院で登録が可能です。腺がん、扁平上皮がんの方は「非小細胞肺がん」の欄を、小細胞肺がんの方は「小細胞肺がん」の欄に○印がある事を確認してください。参加施設の中からお近くの医療機関を選択して、受診してください。受診の際には必ず紹介状をお持ちください。予約方法は各病院のホームページ等でご確認ください。

> 参加施設一覧はこちら

注意点

以後、通院が必要になる可能性がありますので、通いやすい病院を選択してください。遺伝子検査はどの病院でも同じように実施出来ます。

お問い合わせ

SCRUM-Japanに関するお問い合わせ

E-mail:scrum_office@east.ncc.go.jp

> よくあるご質問はこちら