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国立がん研究センター 東病院

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GOZILA Study

GOZILA Study(旧:GI-SCREEN付随研究 血液を用いた遺伝子解析の研究(リキッドバイオプシー研究))の新規同意・登録は継続中です。(2019年7月11日現在)
受付施設は参加施設一覧をご確認ください。

がんに関連する遺伝子異常の発見が遺伝子解析技術の急速な進歩と相まって、近未来のがん個別化医療の実現につながる治療開発が盛んに行われています。これらの遺伝子異常は、消化器がんにおいても、がんの部位や治療の影響で変化することが明らかになってきました。しかしながら、がん組織の複数箇所の生検や繰り返しの生検は、がん患者さんの身体的負担が大きく困難です。近年、血液を用いて、血中を循環している腫瘍DNA断片を遺伝子解析に用いることが可能となりました。この新技術の有効性が消化器がんにおいて確認されれば、より低侵襲で正確ながん個別化医療が実現すると考えます。

SCRUM-Japan GI-SCREENのプロジェクトとして2018年2月より「GOZILA Study」(旧:GI-SCREEN付随研究 血液を用いた遺伝子解析の研究(リキッドバイオプシー研究))を開始しました。血液を用いて74種類のがんに関連する遺伝子変化を一度に測定可能な新技術「Guardant360®アッセイ」を用います。消化器がん患者さんの血液(20ml程度)を用いて遺伝子解析を行います。採取された血液はGuardant Health社に送付され、がんに関連する74の遺伝子に異常があるかを調べます。遺伝子解析の結果は約 2 週間で判明します。特定の遺伝子異常が見つかった患者さんは、相応する治療薬の臨床試験へ参加できる可能性があります。今までに約1500例の患者さんの遺伝子検査を行い、遺伝子異常が見つかった患者さんの、約40%を有望な臨床試験に繋げてきました。今後は消化器がん患者さんの他にも、乳がんの患者さんなど、他の癌腫にも対象を広げ、血液を用いた遺伝子解析の有用性を確認します。低侵襲で正確ながん個別化医療を実現し、わが国のがん患者さんに世界で一番早く、新しい有望な治療薬を届けることを使命としています。GOZILA Studyはこれからも活動の範囲をダイナミックに広げていきたいと思います。

SCRUM-Japan MONSTAR-SCREEN 研究代表者 吉野 孝之
(国立がん研究センター東病院 消化管内科 科長)